一生忘れない

花の香りがする 風に乗って どこから来たの? 雨に祈って
思い出はこんな感じいつだって

一生忘れない出来事なんて片手で数えられる程度だよね
思い出せるのは悪いことばかり

死に向かっている 今も着実に たまにそのこと忘れる毎日
明日まともに生きるのも面倒

生まれてきたことを後悔するばかり
嫌になるよなこんな自分はかなり
探してはいるんだ道照らす灯り

それでも君がこの世界にいることに気づいたんだ
さぁ思い出はここからさ

一生忘れない これだけは言える 君がこの世界に
存在したこと それだけは一生忘れない
君の声も君の顔も君の香りも
どんなこと話したのか どんな時間過ごしたのか
少しずつ忘れていく生き物だけど 
一生忘れない

こんな世界は最悪だよな それは全然間違いではない
だけどそれは真実の中の一つでしかないんだよ
ほらまた他の顔が覗き込んでいるよ

幾つかの出会い それがもたらした答え
どうであろうと また明日 続いていくのさ 
声を枯らしたカラスは今日も街を飛んでいる
どこへ住むのか どこへ進むのか
わからないまま 成り行きまかせさ

繋いだ手を離してしまったなら
またその手を掴むしかないのさ
今は泣いてもいい 悲しみが救済
慈悲深い神様なんていないから

忘れっぽい僕だけど忘れないことが一つだけ出来たんだ
君がこの世界にいたことだけは
一生忘れない あの時話したことを僕は忘れていたし
ちょっと前の出来事も思い出せない
こんな僕がひとつだけひとつだけ
一生忘れない

花の香りが思い出させてくれるだろう
君の全てを 君との全ての時間を
まだ僕の中にこんな感情が残っていたなんて
嬉しく思うよ ああ また会えたらな

一生忘れない これだけは言える 君がこの世界に
存在したこと それだけは一生忘れない
君の声も君の顔も君の香りも
どんなこと話したのか どんな時間過ごしたのか
忘れていく
悲しいけどすこしずつ薄れていく何もかもが
何もかもが何もかもが何もかもが薄れていく
忘れたくはない 忘れたくはない
だけど消えていく 消えていく 消えていく
だから忘れない ひとつだけひとつだけ
君がこの世界に存在したこと それだけは
絶対に 絶対に 絶対に 絶対に 一生忘れない