ペルソナ4 その1

はじめに。
このことを書かずにはいられないという情熱のような気持ちだけで書き始めたものの、
伝えたいことが多すぎて、上手くまとまらず、一度は書くことすら止めてしまった。
目の前にあるのに掴むと消えてしまうような何か…。比喩表現すら的を得ない。そんな状況だ。
無理だ。自分の中でまだ終わってはいない出来事でもあるし、未完成のままの何かを形にするのはとても難しい。
だが、少しでも何か、誰かにとっての希望のようなものになるのであれば、これは書き終えなくてはならない。
それが未完成のメロディだとしてもだ。なんとか自分を奮い立たせて、今こうしてimacと睨み合っている。

今まで生きてきて、ここまで寂しい気持ちになったことはなかった。
別れ。彼らとの別れを心から寂しがっている。一年間だけの関係の終わりに悲しみすら覚えている。
約束された一年間。時間が残酷だということを知るには十分すぎる時間だった。

何かから書けばいいのか。それすらもわからない。多すぎるのだ。脳が気持ちに追いつかないような感覚。
論理的にはあり得ないのだが。

こういうときは順序立てて書いていくことにしよう。これは自分のためでもある。
忘れたくないから。忘れてはならないから。ここに記そう。(それでも人は忘れてしまうものだ。)

第1章 〜彼もしくは彼女との出会い〜
ペルソナ4(彼もしくは彼女)との出会いは夏前だったと記憶している。
2016年頭のツアー中に、どうしてもPS4のディビジョンをホテルでやりたいと思った僕はPS4を持ち運ぶことすら考えたが、PSvitaを購入し、PS4とリンクしてリモートプレイができるということを知り、すぐさまPSvitaを迷わず購入した。
(リモートプレイというのは、外出先でもwifi環境があれば、自宅のPS4をPSvitaでプレイできる。その際、家のPS4は電源を入れtぱなしにしておかなければならない。ソフトは入ったままのもの、もしくはダウンロード購入したもの。)

だが、リモードプレイはほとんどのホテルでは機能しなかった。wifi環境が弱すぎたのだ。迂闊だった。もう少しちゃんと調べればよかった。そう思った。
なので当時PSvitaで発売していたウォーキングデッドをプレイすることになった。以前からやってみたかったので、ついでに購入していた。僕はフェリーの中ではほとんどリー先生になっていた。

ツアーが終わるとvitaを起動することはなくなった。
普段の生活で家を全くと言っていいほど出ない僕は、携帯ゲーム機を家でやるということに違和感を感じていたし、
家にいるからにはPS4をやりたい。当たり前だ。

これも関係してくる話なので書いておかなくてはならないが、
ツアー最初の方はゲームボーイアドバンスのタクティクスオウガ外伝をやっていた。なかなか面白いストーリーだった。
タクティクスオウガが発売された当時はシミュレーションRPGは最高に面白いゲームだと思っていたが、
今やってみると、結構だるいなと思ってしまった。しかし、オウガバトルサーガは完成させて欲しいと今でも思っている。
ただ、昔のゲームでも十分に楽しめるということをこの時、実感出来た。
僕は新しいものが好きだ。進化しているものが好きだ。しかし、こうやって過去のものに触れることもやはり大切だ。
それを学べただけで、このゲームは大いなる価値がある。タクティクスオウガ外伝のおかげで僕は成長することができた。

そして、その流れでベイグランドストーリーとか、リンダキューブアゲインとか、MYSTとか天外魔境2とか昔のゲームをダウンロード購入して遊んでいた。購入だけしてあまりやらない例のアレだ。ベイグランドストーリーもリンダキューブアゲインも途中までやって終わってしまっている。
そんな時にペルソナ4とペルソナ3がダウンロード販売でセールになっていることに気付いた。
かなり安くなっていたし、いつかやってみたいと思っていたから購入した。しかしすぐには起動しなかった。
僕が家にいる以上、vitaはほとんど家の片隅で忘れ去られ、充電もされることなく、眠り続ける運命なのだ。

それが僕たちの出会いだった。
この時はまだ、この出会いが僕の運命を変えることになるなんて思いもしなかった。

つづく