ペルソナ5 その1

〜はじめに〜

ペルソナ4であんだけ盛り上がっておいて、祝ペルソナ5発売で、ペルソナ5のことを全然書かないというのもおかしな話だから、
今回はリアルタイムで書いていこうと思う。なので今回のは時間もかかるし、意見がコロコロ変わると思うがご了承願いたい。

ちなみに、10月5日発売のミイラズの新曲「そして、愛してる」のMVを公開した。見るがいい。
https://youtu.be/ml143kl0Kkc

このMVの締め切りが丁度ペルソナ5発売の1日後で、発売日にやれるか不安だったのだが、結果的に祭りに参加出来てよかった。
まさにペルソナ4で霧が出る直前にダンジョンをクリアした気分だ。危ない危ない。

このMVはイギリスの街並みを固定で一発取り。行き交う人々の生活感と曲の持つイメージがぴったりだったので、これを採用した。
「そして、愛してる」という曲はエンターテイメントとしての夢の世界を描いたわけではなく、現実世界がいかにパラダイスになるか、を表現した曲、と自分では認識している。サビは明るくて盛り上がる曲だが、歌詞は日常的なメッセージだ。
なので非日常の風景というよりは日常的な映像の方が自分的にハマった。
しかし不思議な雰囲気を感じてもらえると思う。日常的ではあるが、どこかおとぎの国のような映像。

所謂、日本的なMVのような派手さはないが、曲がしっかり伝わるものに仕上がってると思う。雰囲気はバッチリだ。
同じ映像が続くと飽きてしまうかもしれないが、自分は不思議と飽きなかった。
それから運命的なことを感じてこの映像にしたことも書いておこう。
決してペルソナ5が早くやりたくて適当に作ったわけではないと強く言っておく。断じて、決してだ。マジで。
最初は他の映像を用意して編集していたわけだが、全然ピンとこなかった。
メンバーが東京の街を歩きながら演奏しているシーンだ。
想像した時はハマると思ったのだが、実際撮影して編集してみると、何かが違った。
締め切りまで時間はあまりない。どうしたものか。締め切りを遅らせるとペルソナ5が出来なくなってしまう…。いや、違います。
僕は悩みに悩んだ。他のネタを撮影することも考えて色々と試してみたが、どうにも曲に合わない。
もうだめだ。このままではペルソナ5が発売日にできない。オワタ。

そんな時、突然、昔撮影した映像のことを思い出した。
「我は汝、汝は我…イザナギッ!!!」

…違う違う。そうじゃない。

イギリスで撮影したあの映像使ってなかったなー、あれ好きだったんだよな、使ってみよう。
そして、曲頭にその映像の頭を合わせて、眺めていた。

そして奇跡は起きた。

固定映像の街の風景だが、バンド用の映像なので、途中で自分も映るように映像の後半からは僕が登場する。
その時はまぁネタは多い方が後々編集で使えるから、程度の撮影だった。(この時はまだペルソナに出会えてなかったな…。)
しかし、その登場するタイミングが、この曲のラスサビの頭にドンピシャだった。

これは決して編集してタイミングを合わせたわけではない。たまたま偶然ドンピシャだったのだ。
そう、僕は運命を感じざるを得なかった。荒木先生風にいうならば「これは啓示」だ。
この映像を使ってMVを作れと、僕のペルソナが言ってるに違いねぇ。「我は汝、汝は我…ペルソナァ!!!」
そうすれば楽にMVを作れるし、ペルソナ5も発売日にやれるぞとシャドウ畠山が言っている。
「違う!やめてくれ!!!こんなの俺じゃねぇ!!!!俺は手を抜いたりしてねぇ!!!お前は俺なんかじゃねぇ!!!」
僕はそう言った。違いますほんとに。

そして、色味とかの調整をペルソナ5の発売前までになんとか終わらせて完成した。
とはいえ結構時間はかかった。マジで。僕の栄誉のために言っておこう。

決してペルソナ5が早くやりたくて適当に作ったわけではない。
(まぁ、名誉なんてもうどうでもいいのだが。そう、名誉なんてものはもうどうでもいいのだ。
ペルソナ4に出会って僕は僕を受け入れたのだから…。)

そして出来上がった作品を見て僕は呟いた。
「これが…俺の…ペルソナ…?」

意味不明な文章だが、ついて来ているだろうか?まぁついてこれなくても仕方がない。
君たちはまだペルソナに出会えてないんだろうからねっ!!!!!
ペルソナの主人公たちも、こんな話誰が信用してくれんだよっ!って言ってますからね!!!
(理解されないのは仕方ない。そう、天才はいつも理解されないものだ。)
ペルソナ4やればわかるよ。

話をMVに戻そう。
ペルソナ4を体験したあとに作ったMVだから当然どこかでその体験が生かされているに違いないと僕は思う。
意識的に何かを意図して狙ったわけではないが、きっと何かの影響を無意識下で発動させているに違いない。
なぜならペルソナ4で抑圧されたもう一人の自分を僕は受け入れたからだ。

おい、どうした?引く必要はない。ついてこい。

そう、新しいアー写も公開した。新しいアー写で僕が被っているキャップはウォーキングデッドのクレメインタインという少女が被っているデザインのもの。海外アマゾンで購入出来るのでオススメだ。激押しだ。カラーはゲーム本編では紺色だが、今回はあえてトリコロールにした。特に意味はない。クレメンタインファンは全色大人買いしろ。
このアー写もかなり気に入っている。最初、ペルソナ4のサントラのジャケと同じ構図で撮影しようとしたけど、やめておきまんた。
しかしこのアー写もどこか無意識下でペルソナ4を意識しているに違いない。

これが生きるということダァああああああああああああ!!!!!!
人は皆無意識下で影響を受けている。それを拒絶することは出来ないのだ。
今この文章を読んでいる君も然り。

しかし、こんな風にゲームのことばかり書いていると自分がオタクのように思えてくる。
そうか、僕はオタクだったんだ。確かに家から出たくないし、できればずっと家でゲームやっていたい。ゲームだけやっていていいんだったらそれでいいと思う自分もいる。

これもまた抑圧された感情、もう一人の自分なのかもしれない、そんな風に思うのだ。
まぁ、もう、ぶっちゃけオタクでもなんでもいいかなと思う。そんなものはただのカテゴリーにすぎない。
自分が何者かなんて自分が一番よくわかっている。「我は汝…汝は我…。ジャックランタン!!!」

ゲームが好きだ。ゲームは楽しい。ゲームの世界での表現は素晴らしいと思う。
ペルソナ5をプレイして最初の印象は、「もっとましな政治家いねーのかよ。」とか「この国はクソだ。」とか、街の人のそういうセリフが多いなと思った。これは結構意外だった。表現の自由は音楽よりもしっかりとあるのがゲームなのかもしれない。

ではペルソナ5を少しずつ説明していくとしようか。

こんな僕がペルソナ5について書いていくということを、これで少しでも理解してもらえただろうか?
「僕は君で、君は僕なんだ。」
まさに僕と君は何も変わらないということを理解してもらえただろう。

これはどちらかと言えばプレイ日記に近いものになるだろう。そこを理解して読んでいってほしい。
ネタバレも含むことになるだろうから、未プレイの方は注意して読んでいって欲しい。

第1章  〜前作との違い〜

ペルソナ5を初めてどのくらいの時間が経っただろうか。僕はもう時間の感覚を失っているようだ。
だがまだ最初のダンジョンをクリアしたばかりだ。

僕はペルソナ5をダウンロードで購入した。発売日の0時からプレイできるからだ。
MVの作業が終わり、あとはレンダリングと書き出しを待つだけだったので、僕はPS4のダウンロードまでの時間表示カウントダウンをずっと眺めていた。

こんなにワクワクするのは久しぶりだ。オラワクワクしてきたぞ、なんてセリフはもう古いのかもしれない。
時代の変化を感じる。ダウンロードで発売日に変わった瞬間にプレイできるだなんて。

なんていい時代なんだ…。

そして僕は特典付きの方を思い切って買ってしまった。
いつもなら通常版なのだが、ペルソナ5のPS4のテーマが欲しくて買ってしまった…。やってしまった…。

さてゲーム内容を少し語ろう。何も知らずにプレイしたい方はここから先は読まない方がいいだろう。

ペルソナ5の舞台は東京だ。ペルソナ4の舞台とは全然違う。
これは女神転生的な舞台だと言える。渋谷の街を自由に歩く。
これに関しては楽しみ半分、不安半分だった。しかし、渋谷の街の雰囲気はかなり僕を楽しませてくれている。
現実の仕事で渋谷にはしょっちゅういるが、それでもなぜかワクワクする。
確かにGTATOKYOみたいなものを僕はずっと望んでいるし、自分が昔RPGツクールで作りたかったゲームも、舞台が現代のものを作りたいと思っていた。コンビニでアイテムを買うとか、そんなものを作りたかった。(だからMOTHER2は超好きだ。)

主人公は三茶をイメージした四茶に住むことになる。この四茶の街もよく出来ている。三茶に行ったことがある方はわかるだろう。
この四茶が、前作ペルソナ4の小さな街感を出してくれている。
なので今の所、舞台の変化はそこまで違和感を感じなくて済んでいる。

もしくは、都会での学園生活というのも、僕的には憧れだったのかもしれない。今はまだ分からないがきっと憧れだ。
学校の駅は青山一丁目的な、蒼山一丁目。渋谷以外は架空の地名だが、これもまたいい。
青山一丁目の学校とか通いたくないすか!?放課後渋谷とかやばくないっ!?あこがれっしょ!理想っしょ!

…。

テンション上がりすぎてしまったことを詫びよう。ともかく東京の学園生活というのは確かに確実に悪くない。
悪くないぜ。ペルソナ5。まだ俺を失望させないでくれよ?ペルソナ4にハマりすぎたこの俺を。

ストーリーの話をしよう。
小さな街で殺人事件が起きる、というペルソナ4の魅力は、ジョジョで言う第4部的な奇妙な冒険感があった。
僕はジョジョの第4部がかなり好きだ。一番好きだと言っても過言ではない。だから今の8部もすごく好きだ。
だが5部も好きだ。5部はキャラが完璧だと思う。そしてストーリーも最高だ。だから絶対に小さな街である必要はない。
だがこの小さな街、という魅力は他の何かでは埋まらない魅力だ。小さな街で殺人事件。あー、エクセレント!!!!

ペルソナ5の主人公は怪盗だ。ルパンみたいな感じだ。
(そういえば、ジョジョ5部の主人公はギャングだが、正義を貫く為にギャングになっている。これは何かを感じるぜ!!)
怪盗と学生の二重生活。確かに今までにない内容だ。だがペルソナ4にハマりすぎた僕としては、奇妙さに欠けていると感じた。
これに関しても期待半分、不安半分だった。
ペルソナ4にハマりすぎた僕の意見なので、この辺は自分勝手に書かせてもらう。
だからあまり参考にならないと思うが、参考にしろとは誰も言っていないので、安心しろ。

怪盗…。正直僕は怪盗にはそこまで興味がない。
どちらかといえば探偵とかの方が魅力的だ。だからデビルサマナーの探偵が主人公ってのはかなり楽しかった。

ペルソナ5の主人公はとある事情で東京で暮らすことになってしまった学生だ。
その事情はゲームをプレイすればすぐにわかるが、社会というどうにも抗えない何かに対して従うしかなかった、というものだ。

ペルソナ5の主人公たちは、そんな、「社会というどうにも抗えない何か」に対して戦っていく。そんな物語だ。
だから話を進めるにつれて、「怪盗」という設定を楽しんでいる自分に気付いた。

だが、まだ序盤も序盤だ。これからもっと楽しくなるだろうという予感がしている。

最初のダンジョンのボスは、ゲームなのでかなり強調されたキャラクターになっているのだが、こんなムカつくやつさすがにいるかよ、と最初思ったが、こないだニュースで、ある飯屋の人がパワハラをしていた時の音声を聞いたので、確かにいるんだなと思った。
そんなやつを退治するというのは、確かに気持ちがいい。

思えば、ここまで強調されたわけじゃないが、思い出してみるとそういうやつはたくさんいた気がする。ぐぐぐ。

世の中は全然平等じゃない。これは多くの人が実感していることだろう。なんて世の中なんだ…。くそったれ!!!!!くそう。
ペルソナ4の時の親友、相棒の陽介の立ち位置になりそうなキャラクター、坂本。
坂本が「クソすぎるだろ!?」とよく言うのだが、僕的にはまさにこのセリフまんまな気持ちで活動してきたので…。最高だ。

クソすぎるだろ!!!!!

ペルソナ5はそんな気持ちをこのペルソナ5の中の東京ですっ飛ばしてくれる。

さて、いくつかゲームシステムのことを書こう。箇条書きに近いものだが、気付いた点、思ったことなどを記しておこうと思う。

まず音楽。
ペルソナ4に比べると、主人公たちの背景や、「東京」という設定を活かす為にやや暗めになっている印象だが、
日曜日の四茶の音楽がかなり良かった。そして、「怪盗」という派手な演出も今後広がっていくので、どんどん楽しくなるんだろうな、と思っている。ペルソナ4の黄色いカラー的な派手さが常にあるのではなく、怪盗と現実とのギャップをより鮮明にするために普段はやや暗めにしているのだろう。期待している。

かなりおもしろかったのが、ペルソナ4とペルソナ3の衣装に着替えると、戦闘の音楽がペルソナ4とペルソナ3のものになるというファンサービス。ペルソナ4にハマった僕としては嬉しい誤算だった。やはりペルソナ4のあの音楽や勝った時の音楽は最高だ…。
しかしペルソナ5もかなりいいということに気づかされる。うん、大丈夫、ちゃんとペルソナ4と同じだけの楽しさを感じる。
ペルソナ5にはペルソナ5の良さがあるとわかる。

コミュについて。
前作はコミュという人間関係だったが、今回はコープという名前に変わった。しかしシステム自体は変わっていないので、今作も同様に楽しめる。いろんな人と仲良くしよう。現実では無理だけど!

日常生活について。
まだ全然できていないが、バイトや遊びなど、かなりの種類があるのだろうなと感じている。
なにせ、渋谷だからな…。放課後の渋谷。楽しむぜ俺は。楽しみだなー。今日渋谷で5時〜。(わかる人いるのだろうか?)

ゆるキャラ(マスコット的な?)について。
ペルソナ4のクマ的なゆるキャラ、モルガナ。今回は猫だ。
最初、ちょっと微妙〜やっぱクマかわいすぎ。と思ったが、戦闘に勝った時の動きがかわいすぎて胸キュン。
モルガナの話もだんだん出てきてなんか泣けそうな予感。期待。

キャラクター。
まだそんなに登場していないが、やはりペルソナ4には勝てないか、と最初は思っていたが、普通に続けていると全然問題ない。ほんと問題ない。と思った。この歌を今ネタにするのは問題があるかもしれないが…。ちゃんと愛せるよ!

戦闘、アクション性。
これは前作よりも、スタイリッシュかつスピーディーで爽快な印象だ。プレイしていてなんだか気持ちいい感じだ。
これは日本にしかできない感じな気がする。いいぞぉ。

今のところ、書けるのはこんなところだろうか。
また思いだしたら随時書いていこうと思う。

僕は正直不安だった。あれほどおもしろかったペルソナ4を超えるゲームが出てくるのだろうかと。
しかしきっとペルソナ5はやってくれるだろうと期待している。
まだ始めたばかりだが、手応えはある。そして予感もある。

ペルソナを越えれるのはペルソナだけなのだ。

さて、今後、ネタバレありで書いていくかどうか、非常に悩んでいる。
しかし、ネタバレなしでプレイ日記は成立しない。
どうしたものか。
とりあえず目下一番の悩みは、これ書いてるとペルソナ5をプレイできないってことだ。

つづく。